どの簿記資格がいいの？簿記検定の種類と特徴を解説！

簿記を勉強して資格を取ろう！と思ったものの、どうやら簿記資格にも何種類かあるらしい。どれを受けたらいいんだろう？
そんな方に向けて、それぞれの簿記検定の違いや特徴を解説します。この記事を読めば、どの簿記資格を目指せばいいのかがわかります！
実際に簿記資格を取り仕事に活かしている筆者が解説しますので、ぜひ参考にされてくださいね。

簿記検定は全部で４種類。受けるなら日商簿記！

簿記検定には下記の4種類があります。まずは主催団体、級、主な受験者層を下表でご覧ください。
そして、はじめにお伝えしてしまいますが、受けるなら日商簿記がダントツでおすすめです。詳細は後ほど解説しますが、日商簿記なら、広く認知されておりビジネスシーンで強みになるからです。

各検定の詳細

それでは、それぞれの検定試験の特徴を詳しく見ていきましょう。

日商簿記

日商簿記は、日本商工会議所が実施する簿記検定試験です。一般的に、簿記の資格といえばこの日商簿記のことを指し、簿記資格を取るのであれば日商簿記を選んで間違いないです。就職や転職の際にも評価される資格ですので、大学生や社会人などが幅広く受験しています。
本ブログで受験をおすすめしているのはこちらの簿記検定になりますので、各級の試験内容、合格基準、合格率を下表にて詳しくご紹介します。

簿記初級や原価計算初級もありますが、初めて簿記に触れる方でもきちんと勉強すれば3級からスタートして問題ないです。履歴書に書いてアピールできるのも3級からが目安です。
独学で合格できる簿記3級の勉強方法はこちら

さらにステップアップして、経理職での転職など専門性をアピールしたい場合には、簿記2級にも挑戦するのがおすすめです。

ちなみに私は簿記3級に合格した状態で経理職として働き始め、その後簿記2級にも合格しました。
また、１級は合格率も低く難関ですが、合格すると税理士試験の受験資格が与えられますし、大学の推薦入試でも有利になります。
1級はかなりの難関資格ですので、合格を目指す方はスクールを活用するのがおすすめです。

全経簿記

全経簿記は全国経理教育協会が実施する簿記検定試験です。こちらは主に経理専門学校の学生が受験しています。
各級の試験科目は下記の通りです。上級に合格すると税理士試験の受験資格が付与されるので、税理士を目指す方は日商簿記だけではなく、全経簿記の受験も検討しても良いかもしれません。

全商簿記

全商簿記は、全国商業高等学校協会が実施する簿記検定試験です。実施団体の名称からも分かるように、主に商業高校の生徒が受験します。難易度も日商簿記と比較すると低く、基礎を確認する位置づけです。
https://zensho.or.jp/examination/bookkeeping

日ビ簿記

日ビ簿記は、日本ビジネス技能検定協会が実施する簿記検定試験です。本記事で紹介している4種類の簿記検定のうち、受験者層なども一番限定的なので、初めて聞いた方も多いかもしれません。大原学園(資格の大原)の受講生向けの試験という位置づけになります。
http://www.jab-kentei.or.jp/boki/

まとめ

本記事では、4種類の簿記検定の違いや特徴を解説しました。その中でも、ぜひ受験していただきたいのは、ビジネスシーンで強みになる日商簿記です。
日商簿記の勉強を始めてみようかなと思った方は、おすすめテキストや勉強法を紹介している記事もありますので、ぜひチェックしてみてください。

独学で合格できる簿記3級の勉強方法はこちら